上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『異動辞令は音楽隊!』

コメディタッチ

刑事一筋30年。成瀬(阿部寛)は昔気質の刑事だ。功績はあれど、時には勘を頼りに、令状もなくチンピラの家にあがりこんで尋問する。部下にはとんでもなく厳しく、まさに鬼軍曹で、とうとうある日パワハラの投書が上層部に寄せられた。

 


警察組織でさえ今やパワハラに神経を尖らせているのか、上司に嫌われているせいなのか、成瀬はあっけなく異動となる。異動先は畑違いの音楽隊であった笑

 


成瀬にはまともな演奏経験がない。音楽の素養もない。趣味でもない。音楽との接点は、子供会で練習した和太鼓のみだ。それでも和太鼓をやっていたから、パーカッション担当になる。

 

 

 


その後は成瀬が新たな道で何かを見出し、以前とは違った意識を持つようになる過程が描かれていく。なるほど、新奇な展開とは言えない。安心できる展開、試聴後ホッとできるタイプの作品に仕上がっている。好みの問題はあるだろうが、エンターテイメント邦画の一つのモデルを踏襲する外さない映画であることに間違いはない。