上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

映画2019/10/09-2020/10/08

『NEXT-ネクスト-』

アメリカのアクション映画(2007) ディックの短編が原作とのことだが、原案としたほうが正確である。ディックの作品は当たり外れの差が激しい(と個人的には思うのだ)が、アイデアには驚かされる。 さて、本作品について。 主人公はクリス。演じるのは、ニコラ…

『ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない』

ドイツ産のクライムコメディ(2014) 冒頭は銀行のシーン。銀行強盗の立てこもりだ。外にはパトカーが何台も停まっていて、警察官が犯人に投降を呼びかけている。映画やドラマでおなじみのシチュエーションだ。 劇中では一旦その72時間前に、時が戻る。 主人公…

『真夜中のパリでヒャッハー!』

2014年 フランスのコメディ映画 フランク(フィリップ・ラショー)は漫画を扱う出版社(ショデル出版)で働いている。社員になってまだ二年目だ。彼には幼なじみ・悪友がいる。一人は人材派遣会社で働くサム、もう一人は運送業者のアレックスである。サムはモテ…

『ザ・アウトロー』

2018年 アメリカ ロスでは、48分間に一回、銀行強盗が発生しているらしい。日本では考えられないことだ。子供の頃、アメリカ版警察24時的な番組がTVで放映されていて、なんてやばい国なんだろうと思ったものだが、今も治安の悪いところは危険なようだ。 本作…

『TAXi②』

2000年 フランス 本シリーズはギャグ満載の映画だけど、カーチェイスはさすがに魅せる。個人的には終盤より、冒頭のほうが良かった。また、フランスのアクション映画ってことで、台詞はフランス語だ。その響きがいつも観ている映画とは違って、妙に新鮮に感…

『エンド・オブ・ホワイトハウス』

2013年 アメリカ アクション映画らしいアクション映画である。いい意味で言うのだが、コテコテのアクション映画だ。 ある日、突如として冷血なテロリストが現れ、世界を震撼とさせる。世界とは無論、アメリカのこと。テロリストは充分に計画を練って実行に移…

『ザ・ガンマン』

2015年 米西英仏監督はリュック・ベッソン絡みで知られるピエール・モレル、主演はショーン・ペン、タイトルが原題邦題ともに“ザ・ガンマン”…ということで、視聴を前にして、いやが上にも期待と不安が高まったものの、観ないことには何も言えない。複雑な思…

『ファイナル・アワーズ』

2013年 オーストラリア あと数時間で地球が滅亡するとしたら、みなさんは何をしますか?最期を見届けるか、目を背けるか。一人で過ごすか、大切な人と迎えるか。ひじょうに難しい問題だが、ぼくの場合、きっとなんとなく過ごしてしまうのだろうな、と。なん…

『ジャッジ 裁かれる判事』

2014年 アメリカ ロバート・ダウニー・Jr.主演のヒューマン・ドラマである。タイトルからもおわかりの通り、法廷は登場するけれど、メインは父子のドラマ、ある一家の過去と今を巡る物語だ。弁護士と検事によるバチバチの対決や逆転裁判のカタルシスを想像し…

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

2014年 アメリカ(原作は桜坂洋さんのライトノベル。原作を手に取っていないので映画版のみの感想ということで) 本作品を単純に言うと、“宇宙戦争”を自分たちの力と勇気で勝利に導いた兵士らの物語である。 敵はギタイと呼ばれるエイリアンで、動きが素早く、…

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

1985年 アメリカ 昨日(6.12.2020)に金曜ロードSHOW!で放送されていた。視聴者リクエスト企画である。良作は時代の波に浚われることがないのだろう。 重箱の隅をつつくような、性悪な視聴態度の自分ではあるが、こんなに楽しませてくれる映画を作ってくれた…

『ストリート・オブ・ファイヤー』

1984年 アメリカイケメンが誘拐された元カノ(歌手)を救出して、一旦は愛し合うものの、最終的には彼女のもとから立ち去る映画。 製作が80年代なので当たり前だが、80年代らしい作品である。当時の不良映画が好きな方なら、ど真ん中かもしれない。不良はリー…

『M 愛すべき人がいて』

6/13(土)23:15よりテレ朝系で第4話が再開される。本記事は第3話までの感想だ。 このドラマは言わずと知れた平成の歌姫・アユのシンデレラ・ストーリーである。 アユは夢を叶えるため、福岡から上京する。夢を追う少女。多くの若者と変わらない。変わるのは…

『96時間/リベンジ』

2012年 アメリカ・フランス合作 『96時間』(2008)の続編。『96時間』でブライアン(リーアム・ニーソン)に誅殺された悪党の親父による復讐劇である。 なぜ『96時間』から感想を書かないかと言うと、単に『96時間』が好きではないからだ。理由は娘の友達が“死…

『空飛ぶタイヤ』

2018年 日本 運送会社(中小企業)の社長が自社の潔白を証明するために、巨大企業の不正を暴こうと試みる。 実際の事件(某自動車メーカーのリコール隠し)を下敷きにしつつも、池井戸作品らしさは損なわれていない。“らしさ”とは、最終的に正義が勝つストーリー…

『ロケットマン』

2019年 イギリス・アメリカ エルトン・ジョンの半生をまとめた映画 ロケットマン (字幕版) 発売日: 2019/11/27 メディア: Prime Video 少年時代のエルトン・ジョンは父親に愛されることはなかったものの、音楽の才能は図抜けていた。父親の無関心と否定はき…

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』

2015年のイギリス映画 ドローンでナイロビのテロリストを攻撃するという、イギリスとアメリカによる合同軍事作戦を描いた作品 ドローンを使うので、安全なところから一方的に攻撃するのかなと単純に考えて視聴したが、実際にはテロリストのアジトを見張る現…

『マダム・フローレンス!夢見るふたり』

事実に基づく物語 COMMENTS 1944年、戦時中のアメリカ。 マダム・フローレンス(メリル・ストリープ)はヴェルディ・クラブなるものを創設し、基金を積み立てて音楽活動に邁進した。素人である彼女自身がソプラノ歌手として舞台に立った。彼女を精神的に支えた…

『翔んで埼玉』

COMMENTS 何と言えばいいのか(笑)そもそも、埼玉ってド田舎でしょうか?都心に比べたら、そりゃ見劣りするかもしれないけれど、言うほど酷くはないと思う。確かに、平仮名で“さいたま”にはきついものがある。埼玉のほうが断然ナウい。そういった感性の違いが…

『スポットライト 世紀のスクープ』

事実に基づく… COMMENTS ボストン・グローブ紙を刊行するグローブ社は、ニューヨーク・タイムズ社の傘下となっていた。そのため、タイムズから局長が異動してくることもあった。今回赴任してきたのは、バロン局長(リーヴ・シュレイバー)である。 リーヴ・シ…

『500ページの夢の束』

COMMENTS ウェンディ(ダコタ・ファニング)は自閉症で、『スタートレック』マニアだ。『スタートレック』のオリジナル脚本を書くほど、その世界に心酔している。脚本は映像化されてなんぼのところがあるし、どこかに発表しているわけでもないけれど、二次創作…

『ビニー/信じる男』

事実に基づく… COMMENTS 元IBF世界ライト級王者のビニー(マイルズ・テラー)は、WBC世界スーパーライト級のタイトルマッチに挑む。 相手はロジャー・メイウェザー (那須川天心と戦ったメイウェザーの叔父) ビニーは苦労しつつも減量をパスすると、試合の前夜…

『関ケ原』

COMMENTS 『関ケ原』とは、豊臣秀吉(滝藤賢一)の没後から関ケ原の戦いで東軍が勝利するまでの一連の流れを、石田三成(岡田准一)と徳川家康(役所広司)の対立を軸として描いた作品。原作は司馬遼太郎の同名小説である。 徳川家康は百戦錬磨の強者だ。『関ケ原…

『コンカッション』

COMMENTS 実話に基づく物語 個人的には久々のウィル・スミス主演作。演じるのは、医師オマル。監察医であり、学位をたくさん持つインテリである。『検屍官』シリーズのドクター・スカーペッタみたいな人物か。とにかく、秀才であることは間違いない。仕事は…

『JIN-仁-完結編』

COMMENTS 第一話はてんこ盛りである。 佐久間象山 西郷吉之助 久坂玄瑞(吉田松陰の娘婿) 蛤御門の変 新撰組(脇役) 現代から幕末にタイムスリップした南方仁(大沢たかお)は名医として認知されるようになり、西郷吉之助の虫垂炎を手術によって治す。腹を切った…

『JIN-仁-』

COMMENTS 医師がタイムスリップするドラマ。全11話。 現代日本の医師・南方仁(大沢たかお)が幕末で治療・手術を行う。見せ場は、限られた設備・物資をうまく使って、現代医療を施すところだ。 南方仁が接する偉人たちも魅力的に描かれている。 坂本龍馬 勝麟…

『エマージェンシー 見知らぬ2人』

COMMENTS いきなり、おっさん(ショーン・アスティン)の寝起きシーン。 オシャレでもなく、卑猥でもない。静かで、地味な一日の始まり。 おっさん=ミッチはネルシャツを着る。セダンでボートを運ぶ。目的地は湖だ。車もボートも古ぼけている。ミッチは裕福で…

『私の頭の中の消しゴム』

COMMENTS スジンは27歳。若いのに、物忘れがひどい。ファミマで買ったものと財布をレジに置き忘れたりする。ただし今のところ、日常生活に支障はない。 彼女は勤め先の上司と不倫していた。結果的に不倫相手に裏切られ、関係に終止符が打たれたわけだが、深…

『ベスト・オブ・メン ~人間の最高~』

COMMENTS 時は1948年。舞台はイギリス。ルートヴィヒ・グットマンはドイツから亡命してきたユダヤ系の医師だ。彼はある病院に赴任する。医療から見放された兵士たちが収容される病院である。兵士たちは脊髄を損傷していて、歩くことができない。鎮静剤などを…

『僕はラジオ』

実話に基づいた物語。 舞台はサウスカロライナの田舎町。高校のアメフトコーチと障害を抱えた青年・ラジオとの交流を描いた、いわゆる感動モノである。 COMMENTS ハロルド(エド・ハリス)はハナ高校でアメフトのコーチをしている。熱心で、厳しい指導者だ。…